現在地・おマンばあちゃんのメニュー・さの瀬ひじき

おマンばあちゃんのこだわり・さの瀬ひじき 



   津和地には東にさの瀬(三の瀬)西にかわらま(刈藻)って言う二つの瀬戸が有るんじゃけ
 どが、特にさの瀬のひじきは潮の流れと南向きじゃけかしら、昔から色が黒かって、俵の大け
 な津和地でも一番のひじきじゃないかの。

  うち(家)が商売に使うひじきは、昔と違ごてさの瀬のひじきだけじゃないけど、津和地や、
 津和地周りのひじきはやっぱり今でも一番と思うがのうー。

 もう、30年以上も前じゃけどが、それまで津和地中のモン(人)が、ひじきを取って、
 うち等も焚いて商売さしてもらよったんじゃけどが、あんまり安いんで、誰も取りにいかんなった
 事があって、死んだおじいさんが色んな所から、ひじきを仕入れたんじゃけどが、
 焚いてみたら、色がくーろ(黒)にならんし、もていんで(持って帰って)焚いたら、どこやら
 ぱさぱさで食われんし。あの年にはは、一船1500貫分(5トン)くらい捨てたかの。
 
  あれからよなー、うちがひじきにこだわるようになったんは。所は当たり前じゃけどが、
 刈る時期も。津和地周りで4月の半ばまでに刈るひじきが一番じゃないか。
  ひじきのええ、わるいは、水に戻したらよお解るけ。(良く判るから)
 水に戻しても、ええ(良い)ひじきは黒いままで、悪いひじきは茶色になるけん。

  ほでも、小方のひじきはええ事ぎりじゃないんよ。(良い事ばっかりじゃない)
 なんせ、やおいんじゃけ、(柔らかい)大釜で強い火で焚いたら溶けて無いなるけのー。
 ほじゃーけ、うちのお客さんは、小売店ぎり(だけ)。家庭向けよのー。
 
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小方海産・さの瀬ひじき

天然のひじき(津和地三の瀬にて)

  【店主より】

  当店の乾燥ひじきの原料となる天然ひじきは採取地並びに採取時期を厳選しています。
 全て松山市津和地近海に限り、採取時期も12月より2月までの寒採り物を使用しています。

  さの瀬ひじきは、この厳選された原料より、特に柔らかい俵の部分、一般には米ひじき
 又は、芽ひじきと言われる物です。

 当店では、昔ながらの製法で、長時間焚き上げるため、
 その食感は、素材の持つ、風味と柔らかさを十分に味わえるよう加工していますので、
 子供さんから、ご年配の方まで、幅広い方に、喜ばれると思います。


干潮時の三の瀬(さの瀬)の瀬戸
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