うまいわなーつわぢ

産地直送・生産者直接加工・うまいわな〜つわじ

    

現在地・小方海産・天草について・天草(てんぐさ)って・てんぐさの効能・ダイエット食として

天草って・・・てんぐさ・寒天の原料・とことてん(心太)の原料


  : 天草(てんぐさ)という食品は存在しません :
  
    一般にてんぐさと言う食品(食材)は存在しません。
    てんぐさとは海中に存在するテングサ類という海草の仲間なのです。
    (てんぐさという固有の海草もなく、正確にはてんぐさ類との事です)

   一般の消費者の方には、ところてん(トコロテン・心太)、寒天と言った方が
   判りやすいですよね。

原料 加工原料 一次製品 二次製品
てんぐさ ところてん・(心太・トコロテン)
(天草 さらしてんぐさ 寒天(角寒天・糸寒天・粉寒天) ぜりー・羊羹
原草 原料 商品 商品
 
    このテングサを、地下水で洗い、天日で干す事を4回から5回繰り返すことで、
    サラシ(晒し)天草が出来上がります。
    この作業を津和地では単にさらすと言っています。
    
    当小方海産のような加工業者では、乾燥のみの、てんぐさを原草(げんそう)と呼びます。
    
磯から上がりたてのてんぐさです。
海の中ではこの様に赤紫色をしています。
乾燥しただけでは色の変化は有りません。
水洗いと天日干しを繰り返すこと4回から5回。
このようにアメ色になります。
刈藻天草の出来上がりです。

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現在地・小方海産・天草について・天草(てんぐさ)って・てんぐさの効能・ダイエット食として

  : ところてんと寒天とは原料は同じ :
  
    ところてんも寒天も原料は同じ天草(てんぐさ)なんです。
   その違いは製造方法にあります。
  
    ところてんを寒晒し(凍らして乾燥させる)したものが寒天となります。
   したがって、寒天の生産地は長野県や岐阜県など寒冷地が主産地となります。
   
    理屈から言えば、ところてんから、寒天は家庭の冷凍庫でも出来るのです。
  
    寒天は寒晒ししているので磯の香り風味は殆ど残っていません。
   又、凍結乾燥のためところてんの持つ弾力性が無くなってしまいます。

   しかし、寒天は癖のない味(殆ど無味無臭)のために主に、デザートに用いられています。
   最近では、輸入物の天草が国産を大幅に上回っているようです。

    国内の産地では、静岡伊豆半島・東京伊豆諸島などが有名な産地ですが、
   勿論、かりも天草のように瀬戸内・愛媛も国内の主産地となります。
  
    しかし、てんぐさはその製造工程から機械化することは難しく、量産できるものでもなく、
   風味と腰のある国産は主に、ところてんの原料。風味が無くても素材の特性のみ活かす
   ことの出来る輸入物は、寒天
として加工されているようです。

  : ところてん(心太)と寒天の違い :
 
                                             食品100g当り成分
                            文部科学省開発 食品デーダーベースより抜粋

    上の食品成分表を見る限り、栄養的にはところてん(心太)、寒天とも差ほどの違いは
   見られません。共に言えるのは双方とも、カロリーが略ゼロに近い(ノンカロリー)である事。
   
    同じ天草(てんぐさ)より作られる、ところてん(心太)、寒天とも栄養学的には遜色は無い
   訳ですから、最後は、消費者の皆様のお好みとなるでしょう。

  食材の材料としての違い(さらしてんぐさと寒天)
種類 風味・味覚 入手のしやすさ・種類 こだわり
手軽さ

さらしてんぐさ
風味もあり腰がある 一般の店舗では晒し(さらし)天草は見かけないが、タレ付きの商品が有る。 てんつき
夏の味覚
寒天
(材料)
癖が無く、腰に欠ける 角寒天・粉寒天・糸寒天
通常の量販店でも手に入る
手軽に調理できる。

    昔から日本人は、夏の食欲の無い時節には、ところてんを三杯酢にて食する文化が
   あったようです。しかし最近は、伝統・風土といった趣よりも、ダイエット食材として注目を
   集めているのが、このてんぐさ類のようです。

    しかしながら、風味と食感と、こだわりを持って作るのであれば、晒してんぐさから、寒天類
   や、ところてんを作ってみるのも如何でしょか。


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